人生の原則

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  • サイズ B40判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309021515
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人間は平等ではない。運命も公平ではない。だから人生はおもしろい。生き方の基本を記す38篇。

目次

第1章 人は人、自分は自分としてしか生きられない(ファン気質の危険性―流行を追いかける人におもしろい個性などない;所を得る―ものを手放す情熱には、ものを生かしたいという思いがある ほか)
第2章 命も財産も運命から「拝借」している(老年に向かう効用―健康な老成という変化を愉しむ;天から降って来たカラー―逆境に耐えてこそ、大輪の花も咲く ほか)
第3章 ほんものの平和には、苦い涙と長年の苦悩がある(心の裏表―「皆が願えば必ず平和になる」などという甘さ;想定外の人生―どんな困難の中でも人間であり続けること ほか)
第4章 終わりがあればすべて許される(何か一つだけ―人間は万能である必要はない;思考の源流―働きたくない者は、食べてはならない ほか)
第5章 失意挫折を不運と数えてはいけない(お子さま風が大繁盛―誰もが苦しみに耐えて、希望に到達する;カプリ島の豪雨―退路を視野に入れて生きる大切さ ほか)

著者等紹介

曾野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。87年、『湖水誕生』で土木学会著作賞受賞。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。95年、日本放送協会放送文化賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞受賞。2003年、文化功労者となる。1995年から2005年まで日本財団会長を務める。2012年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

48
人間にとって現生で叶わないことが二つあるという、「安心して暮らせる生活」そして「死なないこと」、東日本大震災にも言及しており、生きてくなかで想定外のことは起きることは確かである…。筆者の一連のエッセイを読んでると五木寛之氏と価値観が共通してる感じがします。両者とも好きです。2013/08/28

いずむ

27
読んでいて、腹が立つほどに、”正論”なのだろうと思う。平等、平和、幸福。誰にでも持ち得るものではない。誰かから与えられるものでもない。ボクたち日本人は、いつからこんなに弱くて、受け身で、無責任で、無感動になったんだろう。世界的常識の残酷から自分を切り離して、足元は見ずに、空を見上げる自分を地べたを這いまわっているように勘違いする。人生とは、愛とは、見上げて自己憐憫をするコトでも、見下して安心するコトでもない。同じ高さでモノを見て、「ここにも光は届いている」と識り、慶ぶコトだと思う。そんな思想を学び取った。2013/02/07

カリン

11
特に感想はないけど、いい加減言い尽くされた内容のように思う。曽野さんの本は沢山出ているんだけど、最近はどれも同じ内容で、新しさが無い。2015/08/20

sayusayusayu

7
だめだ、何が言いたいのか解読できなかった。心に残ったのは、ヘルマンヘッセの「庭仕事の愉しみ」を読もうと思ったこと。 人の多いところには何もないと言うこと。2013/12/29

PPP

4
★★★☆☆:〈 人間は外界からできるだけたくさん吸収しなければならない。本を読み、人と付き合い、体を動かし、旅行をして見知らぬ町へ行き、初めて複雑な人間になれるーー 〉苦手なもの、避けたいものからこそ、学ぶべきことが多いと痛感する今日この頃、、。平和や援助も、己が孤独であっては与えられず、〝人間力〟が辛うじて他人の助けになることもある。2016/03/11

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