老いのつぶやき

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老いのつぶやき

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  • サイズ B40判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309021102
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

歳を重ねてこそ、実りある人生。若さの喪失を嘆かず、老いの到来を恐れず、一日一刻をいかに充実して過ごすか―老後という、新しい歳月への出発。

目次

第1章 老いの歳月(思い出の効用;六十歳の陰影 ほか)
第2章 老いの住処(終の住処;都心と郊外 ほか)
第3章 老いの日常(散歩の周辺;武蔵野の踏切 ほか)
第4章 老いの視線(流れと切れ目;仕事の行方 ほか)
第5章 老いのつぶやき(趣味の毒;強い人と弱い人 ほか)

著者等紹介

黒井千次[クロイセンジ]
1932年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。1970年『時間』で芸術選奨新人賞、84年『群棲』で谷崎潤一郎賞、95年『カーテンコール』で読売文学賞、2001年『羽根と翼』で毎日芸術賞、06年『一日 夢の棚』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

124
 いきなり私事で恐縮だが、今冬ほど自分の老いを強く感じたことはない。激しい気温の変化に順応できない老体を恨んだ。そんな折、手にした一冊。黒井千次氏は1932年生まれ、未だに健筆をふるわれている由。敬服。散歩など日常を切り取った話、新社会人への励まし…など氏の円熟の観察眼からの文章は説得力がある。人生、焦ったり欲を掻いてはならぬーを悟りました。「六十代には六十台の体力が残っていればいい。七十代にはそれにふさわしい健やかさがあれば十分だ」は、目からウロコ。読み終えたら、なんだか身体も気分も楽になりました。2018/02/19

団塊シニア

46
読書に言及してるところが面白い、前につまらないと思った本が時を経て読んだとき面白いと思うことがある、これは読み手の側に変化があるのでは…。生活上の様々な体験から価値観が変わり読み手の側に変化が生じる場合があるという筆者のコメントには納得、本書は老いについてというより筆者の60代から70代の16年間の老いの季節に書かれたエッセイです。2013/10/17

Hideyuki Auchi

1
読了。40、50歳台に読むといいかも。2012/05/29

べりちゃん

0
「様々な読書・・・不安のない世界・・たとえば実用書や娯楽書の読書はその世界に属する。」ドッキーン・・・逃げてるのか私?そうかもしれない、沢山読んでいる風をして実はなにも心が耕されてないのかもしれない・・ちょっと反省してみたり。2020/04/21

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