天下の雨敬、明治を拓く―鉄道王・雨宮敬次郎の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020983
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

明治の実業界を動かし、中央線に鉄道を走らせて「政治の伊藤博文、金の安田善次郎」とともに「事業の雨宮敬次郎」として明治の三傑にあげられる巨人の数奇な生涯をはじめて小説として描く渾身の力編。

著者等紹介

江宮隆之[エミヤタカユキ]
1948年生。『経清記』で第13回歴史文学賞、『白磁の人』で第8回中村星湖賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

888

13
軽井沢を作った人物ということで気になり読み始めた。 軽井沢と言う地域に将来性を感じたのは先見性がある。 いつの時代も人のできない事をする人は一定層いるようだ、 現代で言ったらイケてるITベンチャーと言った感じか。 相場でお金を儲けると言う度胸の良さと先見性が 後半の人生の成功にもつながってくるのだと思う。 いつの時代も、安定を求めがち、年金はもらえるのかなど心配している一般人はリスクを取れないので、大金持ちにはなれないのかなと感じた。2022/12/04

かつたま

1
軽井沢と中央線の開発をされたってことは知ってたけど、いやぁ凄い波乱万丈。しかもメンタル強い。かっこいいな。読み物としても非常に読みやすく、かつ様々な登場人物のキャラも立ってて、フィクションか?と思うほど。2022/03/16

rbyawa

1
f003、入ってる図書館が少ないしマイナーな題材だったのでちょっと警戒しながら手に取ったんですが、小説としては近代の業界人題材の中では一番良かったんじゃないのかなぁ。投機家として考えていることがリアルなんですよね、そうそう一般人はこのくらいの情報量だったろうな、と思うし、訪米して感覚が変わったー、てのもよくわかるし。政府財政の救済に関わることもあったけれど事業を志すべきだ、と考え、信州の箱根との関わりや甲武鉄道に乗り出していくみたいな、この人くらいの書き方で他の政商や金融を書き込んでくれるの読みたいなぁ。2015/01/18

かど

0
小さい頃からこの人「謎」でしたが、ようやく伝記を読んで理解することができました。人物に対する評判にはかなりバラつきがあるみたいですね。2014/08/30

KOBOY

0
★★★☆☆相場師というのがピッタリ。気持ちいい生きた金の使い方。軽井沢に熱海。巡ってみたい。2018/11/26

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