「森の長城」が日本を救う―列島の海岸線を「いのちの森」でつなごう!

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020976
  • NDC分類 656.5
  • Cコード C0095

内容説明

大地震、大津波、原発災害に沈むこの国を甦らせるには、「鎮守の森」を守ってきた先人たちの知恵と、土地本来の木々の力に頼るしか道はありません。被災した青森から福島までの海岸線300km以上に長城を築き、森の国・日本として新たな出発をしようではありませんか。

目次

第1章 多くのいのちを自然災害から守る森をつくろう(東日本大震災から得た教訓;「本物の森」は自然災害に強い ほか)
第2章 「いのちの森」は日本人の生き方と暮らしの原点(してはいけないことを知っていた先人たち;「鎮守の森」は日本人の英知の遺産 ほか)
第3章 津波と原発事故の被害から立ち直るために(ガレキは地球資源として使いきる;原発災害と真摯に向き合う ほか)
第4章 本来の森・広葉樹林を取り戻そう(生活の便利さや豊かさと引き換えに失ったもの;災禍を忘れず、しかし前向きに生きる ほか)
第5章 あす世界が破局を迎えようと、私は木を植え続ける(世界に広がる「いのちの森」づくりの輪;人類が生きのびるために木を植える ほか)

著者等紹介

宮脇昭[ミヤワキアキラ]
1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)IGES国際生態学センター長。(財)横浜市緑の協会特別顧問。広島文理科大学生物学科卒。横浜国立大学環境科学研究センター教授、同センター長などを経て、現職。前国際生態学会会長。国内各地はもちろん、マレーシア、インドネシア、ブラジル、中国、モンゴルなどに何度も出かけ、84歳になった現在も精力的に森づくりに邁進する。92年には紫綬褒章、2000年には、勲二等瑞宝章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃の種

3
丘の上の海岸防災林を造成するにあたって、理想論が多いなと感じたが、現在のほぼクロマツで構成される海岸林に否定的な考えはわかる気がする。2020/10/14

Hiroyuki Fujiwara

0
宮脇教授が進めている本書のタイトル「列島の海岸線を「いのちの森」でつなごう!」の思いが実現した植樹の機会に長男と2015.3.29.第2回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭に参加した。東日本大震災でお亡くなりになった方の鎮魂、ガレキを焼却することなく活かし思い出の品々をゴミとせず埋めることにより弔い、未来に向かっての防災(津波、台風、集中豪雨など)とする素晴らしい考え。植樹の際、混植すること「混ぜる」と強調。これは多様性、共生。人間至上主義を超えたところの大切な考え方。宮脇方式による植樹がいのちを救うことを実感。2019/02/04

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