内容説明
愛国心とは、鍋釜並みの必需品。日本の未来に希望の光を与える感動の書。
目次
第1章 愛国心とは、鍋釜並みの必需品(私たちの祖国、日本―人間はすべて生かされて生きている;閣僚の靖国神社参拝問題について―人間の心理は、私人と公人とに完全には分けられない ほか)
第2章 人のために命を差し出すことができるか(利己的日本の世界とのズレ―人のために命を差し出すことができるか;危篤状態の「教育」を救うために―国家も社会も個人も、決して平等ではない ほか)
第3章 幸福も分け合い、不幸も分担する(国家の想像力と個人の想像力―「すべての生命は等しく大切」という人道主義の矛盾;人生の完成と幸福のための臓器移植―死の床の傍らに残された家族・友人の心を生かす ほか)
第4章 人間そのものに希望を失ってはならない(壮大な美を形成する「能」の世界―どこにも名を刻まぬ匠たちの偉業;アジアの中の日本―貧乏というものがわからない日本人 ほか)
第5章 与えない限り、豊かにはならない(モンゴル訪問―幻の馬主になるのもいいものだ;魂の渇きを癒す「水」―水を盗むことは、命を盗むこと ほか)
著者等紹介
曾野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。87年、『湖水誕生』で土木学会著作賞受賞。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。95年、日本放送協会放送文化賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞受賞。2003年、文化功労者となる。1995年から2005年まで日本財団会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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