私の小さなたからもの

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309020587
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

食べること、装うこと、暮すことから、ものの見かた考えかたまで。愉しく美しく生きるため集めてきた“たからもの”たちについて綴るエッセイ集。

目次

ハンブルグの絵皿
お気に入りのフライパン
「鮭の冷製」用の皿と鍋
ミモザ。美しい名前、なつかしい花
すずらんの日
時計のしゃれっ気
マーラーの車
扇と私
私の好きなシャンソン
眠るために必要なもの〔ほか〕

著者等紹介

石井好子[イシイヨシコ]
1922年東京都生まれ。東京芸術大学声楽科卒、戦後ジャズ歌手に。50年、留学のため渡米、のちフランスに渡り、パリでシャンソン歌手としてデビュー。世界各国の舞台に出演し、帰国後、歌手として、音楽事務所社長として、そしてエッセイストとして活躍した。著書に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』ほか。2010年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッピースマイル

22
時代もあるんでしょうが、なんだか住む世界が全く違う感じがしました。食のエッセイが有名だそうなので、そちらも読んでみようかな。2015/11/20

はるき

16
 正真正銘のご令嬢。しかもプロ歌手+企業家+文筆家。ありえないような人生です。 多芸多才ってあるんだなあ。2022/12/04

秋良

11
シャンソン歌手石井好子のエッセイ。パリやサンフランシスコでの生活についてが多い。終戦後すぐに留学したり、家を建てようと思い立ってマンション建てたりと、実家の財力と高度経済成長が透けて見える。また、それだけ音楽で稼げた時代ってことでもある。秋のパリの青空とか、なんか字面だけでお洒落。サマルカンドの青空って書いてもちょっとお洒落感は出ないもん(でもサマルカンドの青空は濃い水色で綺麗)。2020/08/29

ほほほ

11
石井さんが2010年に亡くなった後に刊行されたエッセイ集。上質紙にぎっしりと詰まったエッセイ、とても読み応えがありました。優雅で好奇心旺盛に見えて、諦観したようなひょうひょうとした文章を書く石井さん。でも、時々のぞく過去の傷や苦悩、人間らしい心情に思わず涙が出そうになる。50〜60年代のパリや留学先のサンフランシスコ、レビューで回られたヨーロッパの様子や外国料理に想像が膨み、読むたびに異国情緒に誘われました。このシリーズ、3冊あるから、まだ読んでいない残りの1冊もゆっくり読もうと思います。2018/07/30

北風

8
この人のエッセイ、たまごを三個と、オムレツの匂い~が好きなんだよね。特にお料理のところが。この本はぶっちゃけ残念ながらお料理の内容は少なめ。だけど、もってる美学がさすがのセンスだし、登場する知り合いたちも有名人で読んでいてやはり楽しかった。心にも余裕というよりも、栄養がたっぷりだったんだな。2022/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4015240
  • ご注意事項