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黄昏国 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020495
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0095

内容説明

心ふるわせる美しくも切ない恋。どこまでも静かな言葉の世界へ。銀色夏生の初期作品、書き下ろしを加え復活。

目次

シルクロードのシャツを着て
よほどの細い道でもなければ
paradise health
春の小川で
ぼくはずっとここから
僕は鈴をならす
倒錯的アイラブユウ
ピンチくんのうっかり
ストローハットのお月さま
11時のかね
ライオンの玉子〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろっか

6
「けれどあなたの冷たい胸は あんまり涼しくなりすぎて どんな音にも聞き分けのいい 私のようになりました」隣町の図書館で銀色夏生さんの本をみつけた。見たことがない本でどうしても借りたくて。他にもたくさん抱えた本に積み重ねた。『君に聞こえるなら』『三つの丘』『そして涙に 悲しみを』『銀の川』『あたろうの悲しみ』が好き。寂しい詩やお話が多い。するすると描かれた挿し絵にふっと心をすくわれた。「たしかに、いたずらに胸を痛めることはないけれど、君がいなければ」2021/10/15

雨巫女。@新潮部

5
《私‐図書館》絵もポエムも懐かしい。2011/08/19

二藍

1
初・銀色夏生さん詩集。素朴な線で描かれたイラストと不可分に綴られた言葉が、どれも抵抗なく耳に流れてくる。飾らない、そっけないほどの言葉だけど、時々ふっと時間がとまったみたいに感じることがある。自然の緑や青がとてもやさしくて、花や果実の色はあざやかで、ひとびとはちょっとさみしくて、唇にうたがあったらいいと思っている。じっくり読んだら途方もない時間がかかる。2014/10/12

そら

1
『黄昏から夜明けまで』が一番好きです。『春の小川で』『黄昏国のおつかい』も良かったです。2013/11/20

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