内容説明
2010年7月、改正臓器移植法の施行により、年齢に関係なく脳死が一律に人の死とされ、本人の意思確認ができなくても、家族の承諾があれば臓器提供が可能となった。突然、愛する人が脳死状態となり、臓器提供を承諾するかどうか、選択を迫られる家族の苦悩や決断、そして希望を、移植コーディネーターの視点からまっすぐに描く、感動の書き下ろし小説。
著者等紹介
秦建日子[ハタタケヒコ]
小説家・脚本家・演出家。1968年生まれ。90年早稲田大学卒業。97年より専業の作家活動。2004年、『推理小説』(河出書房新社)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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