自転車冒険記―12歳の助走

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309020242
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

昔、東京から日本海まで自転車で行こうとした父さんは、夜、道に迷っても北斗七星を道しるべにして走り抜いた。だから、僕の名前を北斗と名付けた。『自転車少年記』の昇平の息子・北斗が、はじめての、自分だけの旅に出た。

著者等紹介

竹内真[タケウチマコト]
1971年生まれ。群馬県高崎市出身。98年には『神楽坂ファミリー』で小説現代新人賞を受賞。99年に『粗忽拳銃』で小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

36
昨日小学校を卒業したばかりの少年が、東京から大阪への600kmの自転車走行に挑む。『自転車少年記録』での主人公の息子が! 親から冒険の許可をもらうまでの話、出発してからの数々の難関、各節目で泣きそうになる。結果がどうであろうと、息子にとってはこの経験に無駄はない。お父さん自信も経験していることなら、なおのことだ。このあとの成功談もぜひ発行して欲しい。2017/11/27

nyanco

29
あれから7年、昇平の一人息子・北斗は12歳に…初めての冒険にチャレンジする少年の物語。今風・トムソーヤにはハックルベリーのような同行者はいないけれど、携帯やブログ、掲示板…と言ったツールで多くの人から見守れる。「なう」とtwitterまで登場するのにはビックリ。ツールにやや違和感はあるがクラスメイトや、ノブ夫婦に応援されながら走る北斗の冒険は楽しい。 息子の冒険という成長に戸惑う父と母の視点の違いも良く描かれていた。同年代の子どものを持つ世代の方が読まれると面白いのではないでしょうか。続→ 2011/03/09

BlueBerry

26
ストーリーに目新しさがなくなってきた感じなので途中で飽きてしまった・・・。2013/12/31

七色一味

26
読破。小学校から中学校に上がる、その、大人から見たらほんのワンステップ──。けれど本人にとっては子供から大人への大きな一歩。それを感じてか、主人公の北斗は自転車での冒険旅行を思い立つ。コースは、東京-大阪間約500キロ。物語は、父親を説得する場面からスタートします。一応両親が最初の難関という設定にはなっているんですが、どうなんだろう、ここまで子離れしていない母親も…。私的には、ここまで過保護である必要はあるのかな~っと思いますが…。まぁ、何が起こるかわからないご時世ですから…。(続く)2012/05/07

punyupunyu

21
児童小説かな。小学校の卒業式を終え、サポートカーを運転する父親とともに、東京から大阪に向かって自転車をこぎ出す。宇宙までの距離100kmが初日の目標で熱海まで快走するが、疲労回復せず、あえなく冒険は中断。携帯電話、ツィッター、ブログなどなど、今を象徴するキーワードも多数。ありそうな物語ではありますが、小説としてはあっけなかったかな・・・?。こじんまりとした感じです。そういえば、父親が巻き込まれた強盗事件は、結局なんだったのでしょうか?。2014/08/05

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