内容説明
あなたの“へその緒”が社会とつながる。いままで誰も教えてくれなかった「働くってそういうことだったのか!」が、しっくりと温かく、あなたの胸に染み通る。働く勇気が湧いてくる!社会に羽ばたくための自分らしい一歩が踏み出せる!ネットで空前の大反響を巻き起こした大人の本気の仕事論。
目次
第1章 「働きたくない」というあなたへ(「働きたくない」というあなたへ;「行く場所」と「帰る場所」 ほか)
第2章 おかんの戦場(おかんの戦場;自分の戦場 ほか)
第3章 結婚しても働きますか?(結婚しても働きますか?;自分と社会のつなぎかた ほか)
第4章 グレーゾーンの住人たち(いきやすい関係;関心リッチと関心プア ほか)
エピローグ 自分に合った答え
著者等紹介
山田ズーニー[ヤマダズーニー]
岡山県生まれ。1984年地元岡山でベネッセコーポレーション入社後、進研ゼミ小論文編集長として高校生の考える力・書く力の育成に尽力し、2000年独立。同年5月『ほぼ日刊イトイ新聞』にコラム「おとなの小論文教室。」スタート。全国各地をまわっての表現教育のワークショップ・大学講義・企業研修・講演・執筆活動等を通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tatsuya
47
良書。ズーニーさんは問いを立てるのが上手い。本書も考える手助けをくれる本。参照されてる読書からのメールでは、真摯に素直に考えることができる方が多く、切実で多様な考えを知ることができた。「就職」「結婚」「自立」「好きでも嫌いでもないグレーゾーンの人たちとの付き合い」などについて、自分なりに深く考えることができた。あと、エピローグも良かった。2016/10/31
ヒデミン@もも
34
山田ズーニー!?名前からして可笑しい、この人の書く文章に生き方に考え方にハマる。 多分、同じくらいの年代なんだろうけど、おかんの戦場を読んで、ズーニーさんとそのお姉さんの中間の中途半端な立場で生きてきた自分にもがく。 グレーゾーンの住人たちにも共感。働きたくないない人は昔からいるし、食べていければ、それはそれでいいと思う。ただ誰かのせいにするのはやめたい。2013/10/09
わったー
32
僕は浪人生で、それを決める前に親に猛反対されておとなしく妥協しろと言われていましたが、結局それを押し切る形で浪人を決めたことが正しかったのか間違っていたのか偶に迷うことがあります。確かに妥協すれば楽ではあったかもしれないなぁ。とか。でもこの本にはその道は“正しいか間違っているか”ではなく“自分で決めた道であること”が重要だ。と書かれていて、浪人することで今後自分にどのような影響があるかはわからないけれど、自分で決めたことなのだから自分の人生を楽しんで全うすることが大事なんだと気付かせてくれた一冊です。2013/04/03
KAKAPO
30
ズーニーさんは、問う「働きたくない」というあなたは「自由」をどうやって手に入れる(つもりな)のだろう?自分の次なる「居場所」は、どう(やって手に入れようと)考えているのだろう?と。ズーニーさんは、語る。就職は、社会と自分と「へその緒」で結ぶ行為であり、就活は、自分の次なる「居場所」の設計図を引くような行為だ。「へその緒」からは、社会からの信頼だったり、愛情であったり、必要とされている感だったり、役立ち感だったり、情報だったり、知恵だったり、収入だけではない、生きていくための養分がたくさん注がれている、と。2018/07/28
もりお
27
働きたくないんじゃなかった事に気がついた。働きたい!がっ、面接受からない。何でもいいとはいかないお年頃なのでした。2016/01/16