出版社内容情報
二葉亭四迷『浮雲』は、日本文藝史上長らく途絶えていた、恋に苦しむ男の物語を復活させた。「もてない男」による現代語訳・解説で鮮やかによみがえる、非モテ文学の名作。
内容説明
日本近代文学の祖にして非モテ文学の金字塔、二葉亭四迷『浮雲』の現代語訳版、ここに誕生。
目次
アゝラ怪しの人の挙動
風変りな恋の初峯入
余程風変な恋の初峯入
言うに言われぬ胸の中
目算違いと無理難題
どちら着ずのちくらが沖
団子坂の観菊
すわらぬ肚
負けるが勝ち
取り付く島
いすかの嘴〔ほか〕
著者等紹介
小谷野敦［コヤノトン］
１９６２年、茨城県生まれ、埼玉県育ち。本名読み・あつし。比較文学者、作家。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。元大阪大学助教授。『聖母のいない国』（河出文庫）でサントリー学芸賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆき
4
非モテ男子の話です。浮雲にもうちょっと解釈のせてくれた親切本。読みやすい。2014/02/27
ルアット
2
「浮雲」のとってもわかりやすの解説本という感じ。著者が超訳といっていることもあって、なんとなく登場人物が著者色に染まっている感がしないでもないが、面白かった。2014/09/29
うんの
1
たとえ自分で創作したものでも、女子の気持ちはさっぱりわからないんだろうなあ。2010/04/04
Pihv
0
浮雲をタイトルにしたのはなぜ？憂雲。西洋は金がないと結婚を申し込めない、日本は無くてもしてもよい。ゲゲゲの運動会。2011/03/24
michi
0
★★★2010/08/10
