内容説明
仕事、苦境、恋愛、家族、別れ…の歌に込められた真理とは―万葉人たちの「赤裸々な心象」が、いまを生きる私たちの心に深く響く。
目次
1章 責任と報酬、家庭とメンツの間で―「仕事」は食べる手段か、生きていく目的か(働かなければ食えないが…―人は何のために働くのか;俺がいなくて大丈夫?!―プロとしての条件とは ほか)
2章 順風満帆な一生などない―「逆境」に白旗をあげるか、不遇を背に生きぬくか(もはや、これまでか…―大きな苦難にどう立ち向かうか;あの日に帰りたい―この世の「変化」には抗えない ほか)
3章 思い乱れる女と男をつなぐ真理―何度も「恋」に溺れるか、ただ一人を愛しきるか(苦しくて、切なくて―「恋の道」に今も昔もない;あなたしか見えない―本物の恋は“一途”である ほか)
4章 親、子、伴侶…と離れてわかること―「家族」の意味を見失うか、絆を感じて共に歩むか(なぜこの子か、この親か―最も苦悩するから「愛しい」;誰よりあなたが恋しい―離れてつらいのは子より親 ほか)
5章 つらくても楽しくても、いつかは終わる―空しさ・孤独に立ちつくすか、ただ一度の「生」を輝かせるか(親しい人との永訣―「生きる」とは悲しみの本質から目を背けること;時間はどんどん流れ去る―年をとるほど「生」を実感する ほか)
著者等紹介
吉村誠[ヨシムラマコト]
1954年、奈良県奈良市生まれ。1977年、國學院大學文学部文学科卒業。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期中退。博士(文学)。現在、山口大学教育学部教授。専門は上代文学で、研究の中心は「万葉集」の大伴家持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和泉花
ダージリン
ちなつパパ
cosx2
Kei Hanzawa