• ポイントキャンペーン

ヘタな人生論より万葉集―「生きる」ことへの素直な訴え、叫びから何を学ぶか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309019192
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0095

内容説明

仕事、苦境、恋愛、家族、別れ…の歌に込められた真理とは―万葉人たちの「赤裸々な心象」が、いまを生きる私たちの心に深く響く。

目次

1章 責任と報酬、家庭とメンツの間で―「仕事」は食べる手段か、生きていく目的か(働かなければ食えないが…―人は何のために働くのか;俺がいなくて大丈夫?!―プロとしての条件とは ほか)
2章 順風満帆な一生などない―「逆境」に白旗をあげるか、不遇を背に生きぬくか(もはや、これまでか…―大きな苦難にどう立ち向かうか;あの日に帰りたい―この世の「変化」には抗えない ほか)
3章 思い乱れる女と男をつなぐ真理―何度も「恋」に溺れるか、ただ一人を愛しきるか(苦しくて、切なくて―「恋の道」に今も昔もない;あなたしか見えない―本物の恋は“一途”である ほか)
4章 親、子、伴侶…と離れてわかること―「家族」の意味を見失うか、絆を感じて共に歩むか(なぜこの子か、この親か―最も苦悩するから「愛しい」;誰よりあなたが恋しい―離れてつらいのは子より親 ほか)
5章 つらくても楽しくても、いつかは終わる―空しさ・孤独に立ちつくすか、ただ一度の「生」を輝かせるか(親しい人との永訣―「生きる」とは悲しみの本質から目を背けること;時間はどんどん流れ去る―年をとるほど「生」を実感する ほか)

著者等紹介

吉村誠[ヨシムラマコト]
1954年、奈良県奈良市生まれ。1977年、國學院大學文学部文学科卒業。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期中退。博士(文学)。現在、山口大学教育学部教授。専門は上代文学で、研究の中心は「万葉集」の大伴家持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和泉花

2
すごく名著でした。2019/07/11

ダージリン

1
最近斎藤茂吉の万葉秀歌を読んだところで、引き続いて万葉集について学べるかと思ったのだが、少し思っていたものとは違った。個々の歌の解説がされる訳ではなく、歌とは離れたところで著者の解説らしき文章が入る。「ヘタな人生論より」という題名だが、ヘタな人生論を著者が展開しているようにも思えてしまった。もう少し歌に沿った解説でも良かったのではないだろうか。2018/08/07

ちなつパパ

1
一昨年購入した本でしたが、シックリ読めず積読本になっていました。しかし、このたび読んでみるとかなり面白い本であったことに気づきました。「 万葉集の解説書でもない。人生論でもない。奇妙な本ができた。」と著者は書いておられますが、吉村誠教授の人生論といったほうがシックリきますね。(^^) 最後に、今年一年良い年でありますようにとの願いを込めて、大伴家持が詠んだ万葉集最終歌をひとつ 「新(あらた)しき年の初めの初春の今日(けふ)降る雪のいやしけ吉事(よごと)」2013/01/13

cosx2

1
万葉の人の思うこと、悩むこと、現代とそう変わりがないことが良くわかる。 全部で120首ほど紹介されれいて、好きな歌が一つは見つかるはず。 ♪価なき宝といふとも 一杯の濁れる酒にあにまさめやも 解説はざっくばらんな感じ。2012/03/10

Kei Hanzawa

0
good

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/162506
  • ご注意事項