内容説明
「あのカワムラが捕まった」…インド、ダージリンでの拘束生活、エベレスト初登頂のシェルパ、テンジン一族や、セブン・イヤーズ・イン・チベットのハインリッヒ・ハラーとの出会い。そして昆虫を巡る素晴らしい趣味人たちとの交流―昆虫家の汗と涙の冒険実話。虫にまつわる面白い話満載。
目次
第1章 タイガーヒルに始まる(よみがえる記憶;私の原点;昆虫標本への思い ほか)
第2章 昆虫家の「インド獄中記」(八年間の成果;突然部屋に踏み込まれ…;長い取り調べ ほか)
第3章 昆虫を巡る人々(インドから帰って;昆虫家の善意;幸せな生活 ほか)
著者等紹介
川村俊一[カワムラシュンイチ]
1960年、東京生まれ。成蹊大学文学部卒(文化人類学専攻)。昆虫採集を一番の遊びとして育つ。そのまま大人になり「昆虫標本商・川村俊一」を営み、現在に至る。中学時代を過ごした香港で毎日熱帯の蝶を採り、20代からスリランカ、インド、フィリピン、メキシコ、キューバ、パプアニューギニア、ヨーロッパ各国など、世界中を駆け巡って珍蝶を追い、研究を続けている。仕事柄「昆虫を集める人々」への興味も尽きず、その精神構造と生態の観察も研究テーマである。愛犬家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじか
1
半分くらいまでインドでの獄中生活日記。 著者にとっては昆虫標本商としての人生が変わった出来事なのだろうけど、思ったものと違ってがっかり。2018/04/04
katta
1
見せしめみたいにインドで逮捕され半年間拘留された昆虫商の体験記。大航海時代から動物や昆虫の商人はいるのだけど、コレクターは滅びないというのが実感。虫屋には変人が多いけどそんなに悪い人はいないと思う。そりゃ離婚もするでしょうね。2009/09/02
150betty
0
(☆3)昆虫採集商の話かとおもいきや、行ったインドで収監される話。個人的には結構おもしろかったけど、そんなに人格批判されないかんほど悪い人か?まぁ、確かにロクでもない人ではあるんだろうけどさこの筆者は。ワシントン条約に規定されてる蝶はそんなに高くないといつ話や、蝶屋としての話も楽しめます。あと図書館で借りたんですが、この表紙を見て司書さんに「こいつ本汚してないか?」って感じで見られました。困ります。2013/05/16
seitr
0
昆虫標本商が語る昆虫採集オモシロ話と思いきや、ほとんどがインドでの獄中話で、なんか引いた。2010/06/27
ヒコ。
0
昆虫の生態と昆虫採取の苦労話、かと思いきや、昆虫標本業者のインドでの逮捕生活顛末記。いまいち、写真もないし。2009/08/18