在日の恋人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018980
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

恋人との見えない壁を乗り越えるため、男は洞窟に住まうことにした…気鋭の現代美術作家による傑作エッセイ。

目次

ベイビー・インサドン
在日の恋人(マンガン日記;層としての国際感覚;丹波マンガン記念館館長・李龍植さま;Kからの手紙)
海へ

著者等紹介

高嶺格[タカミネタダス]
1968年鹿児島県生まれ。美術作家、演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

せらむ

2
制度に納得するまで受け入れないとか。分かるしそうしたいけど実行はすごく難しいから大抵制度に巻かれてゆく、諦めないで徹底的に違和感、疑問を大切にしてる姿勢が彼の作品を生んでいて、技術とかより態度が作家性になってるのかなともおもう、 太田省吾さんきになった2010/09/09

やす

1
在日を卑下する理由はなんだったのか、など僕にとって、在日朝鮮人の人たちを真剣に考えるきっかけになった一冊でした。 もっと多くの人に読んでもらいたいと思った。 2011/04/20

みりん

0
現代美術作家高嶺格さんの『在日の恋人』製作過程を中心に、日々の高嶺さんの気持ちが簡潔に書かれています。 在日への嫌悪感はなかった彼に問いかけられた「あなたのその、在日に対する嫌悪感は、なんやの?」という言葉。 それは無意識のうちに 「国家」というシステムを取り入れている事にも気がつかない無知な日本人への指摘だそうです。 在日は日本と韓国をめぐる問題じゃない。国益という概念から自由な「スケールの大きなアドバンテージをもつ在日が血肉になった」彼らは間違いなく世界の一番前を歩いてる。 2009/05/24

さのかずや

0
IAMAS卒業生、メディアアーティストの高嶺格さんの本。在日コリアンの恋人Kを入り口にして、在日コリアンの存在を「眺めた」作品を制作したこと、その後妊娠が分かり、子どもが産まれる場面を別の作品にしたこと、それらを通して高嶺さん自身が在日を「血肉」として受け入れていくことをまとめた本。昨日読んだ「日本メディアアート史」にあった「テクノロジーに囲まれて生きるぼくらの新しい生き方や世界観をラジカルに提案できるIAMASの力」というものを体現しているなあ、と思った。信念をもって、ラジカルに提案できるかどうか。2015/06/01

haruko

0
日記文学。タイトルから想像する中身とは違うものだった。2010/02/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/81773
  • ご注意事項