おひるのたびにさようなら

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018867
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

無音のTVの映像だけで、昼ドラのストーリーを想像してみたら…さようならは目前?真司と先輩女子社員の期間限定の遊び。第45回文藝賞受賞作。

著者等紹介

安戸悠太[ヤストユウタ]
1984年、愛知県名古屋市に生まれる。2008年、『おひるのたびにさようなら』で第四五回文藝賞を受賞する。現在、会社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょこら★

14
うーん、なんか不思議。どれがドラマで現実で、物語だったのか…わたしも、これが現実なの?夢なの?ってぐらぐらしちゃった。見えてるものだけが、真実じゃない。 ―どんなに嫌で苦しかったことでも、さいごのときには、終わりたくない、まだまだ続けていたい――でも、そうなったら、それはそれで、うんざりする。ふむ、終わりがあるからこそ、頑張れる、んだよね。2012/11/12

とうゆ

12
主観がふわふわと、身近なコンテンツであるTVドラマを媒介に移り変わる。不確かで、面白い。2015/05/06

miiiii

6
表紙のいろに惹かれて。とある描写に惹かれたので、他の文章も読んでみたくなった。2011/05/27

まるよし

5
作りが巧妙で、発想がユニーク。視点が異なるとその時の主人公の主観も変わっていくのがうまい。時間の流れや転換した際に誰の目線なのかが、もう少しスムースに伝わるともっと良かった。構成で成功している一作。2024/01/15

ばー

5
第45回文藝賞受賞。読みづらいと思い読み進めたがこういう仕掛けとは。上手に作られている、意欲作。単純な筋は、先輩女性社員に命じられ、会社を抜け出して近くの病院に昼ドラを見にいく主人公が一つの軸。そしてその昼ドラ世界の描写がもう一つの軸。だがこの二つの軸は非常にふわふわとしたもの。最終的に明らかになりますが、この小説はメタ小説です。資格と聴覚のズレが巧妙にそれらをごまかします。①この小説の語り口としての昼ドラ世界②この小説の語り口としての昼ドラを見る世界2014/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/77891
  • ご注意事項