吉村昭

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018713
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

作家・吉村昭初の本格評伝。誕生以前から逝去まで、本人126冊の著作、膨大な関連文献に目を通し、吉村昭の手法で吉村文学を追跡。

内容説明

戦史小説、歴史小説、記録文学、純文学短編で一時代を画した作家・吉村昭を、斯界の第一人者が追った本格伝記。その誕生以前から逝去まで、多岐にわたる関連文献に目を通して、吉村昭の人と作品を追跡、その作品の裏側にまで迫る。

目次

吉村家の系譜
骨を折る
戦艦武蔵
逃げる(1)北へ
逃げる(2)脱獄の哲学
逃げる(3)逃げ場所がない
逃げる(4)1941年12月1日上海号
逃げる(5)長英を追う
逃げる(6)桜田門外の雪
逃げる(7)輪王寺宮の悲劇
流される
土と羆
仮釈放

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

5
'08年8月刊。△作家・吉村昭の好意的伝記。主だった作品の要約が書かれてしまっているので、未読の場合はネタバレになってしまって原作を読む気が失せてしまうので要注意。吉村の歴史小説は鴎外の史伝から深く影響を受けてはいるが、単にそれを手本にするのではなく、必要な資料の読み込みと綿密な聴き取り調査を踏まえた上で、尚かつどうしても埋められない歴史の空白を(現代作家がよくやるいい加減な空想などではなく)取材に裏打ちされた想像力で埋めることで「歴史そのまま」を換骨奪胎し、「歴史小説」として甦らせるのが氏の流儀である。2014/12/19

i-miya

3
少年は逃げる、歴史の中を走って逃げる、追う吉村昭、幸司郎、同僚、伊藤元治になりきる、本籍地、役場、謄本送付依頼状、『逃亡』、米軍、情報部、望月幸司郎、実名「賀沢昇」、菅原組、朝鮮人タコ労務者、のことを思い出す、玉腰良平2009/05/26

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