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桜遍路

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018676
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

作家として妻として、ともに歩んだ夫への想い、創作の舞台裏、文学仲間との想い出、折にふれた日本の伝統美…。人生をしなやかに描き出す、感動の最新エッセイ52篇。

目次

1 日本の伝統美(私とやきもの;伝統ということ ほか)
2 創作の舞台裏(作家と資料;わが家の図書室 ほか)
3 わが師、わが友(遠くて近い人―瀬戸内寂聴;原田さんと私―原田康子 ほか)
4 家族の情景(子供の遊び;何ごともなく ほか)
5 夫が遺したもの(遺作について;書斎の机 ほか)

著者等紹介

津村節子[ツムラセツコ]
1928年、福井県生まれ。学習院短期大学部卒業。64年「さい果て」で新潮同人雑誌賞、65年「玩具」で芥川賞、90年『流星雨』で女流文学賞、98年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2003年に恩賜賞・日本芸術院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

87
好きなもの、興味のあるものを大事にしている津村さんの考え方がとても素敵に見えました。人の意見にぶれないと言うか。人とも真摯に向き合うからこそ素敵な人間関係が生まれ半世紀もの長い長いお付き合いが成り立つのだろう。私もそんな長い付き合いのできる人間関係を築きたくなった。装丁の桜がとても気に入り手に取った。こんなブックカバーがあればいいのになぁ~。夫婦でも相手の作品に対することを口にしなかったそうだが、相手を家族としてではなく作家として見ているからだろう。そういうところも大人っぽい気がする。とても憧れる関係だ。2013/02/28

がぁ

4
美しく丁寧な日本語を読むと心が洗われます。どのエッセーも対象に迫る気迫のようなものが感じられ、しかし適度な距離をおいているので品もあります。吉村氏を偲ぶ文章にはあふれんばかりの悼みがあって、胸がしめつけられました。2013/02/08

黒豆

1
夫婦のかかわり、周りの人との関わり、取材の状況など、興味深い話たくさん、この人の小説を順番に読んでみたくなる内容だつた2012/09/26

バーベナ

1
著者の書く小説は、とても綿密な取材があっての作品だということがよくわかる。夫:吉村昭氏の最期にも触れている・・・。2010/12/20

なあちゃん

0
前回のエッセイ集「似ない者夫婦」の続きに当たる。 このエッセイにまとめられた文章が書かれた間に、夫、吉村昭氏の闘病、死去があったため、「今回はとりわけ多難な月日を重ねていて、わがことなど顧みるいとまもなかったので、こうして1冊になったのを見ると感慨深い」とあとがきにある。 2012/07/27

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