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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018492
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

こんなに好きなのに―なんだか、気持ちと躰がひとつにうまくまとまらないの。菜花、17歳。23歳までの、ピュアな恋愛成長物語。

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年サンリオ「詩とメルヘン賞」を受賞し、3冊の詩集を上梓。93年「おとぎ話」で「海燕」新人文学賞を受賞。2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。06年『エンキョリレンアイ』がベストセラーとなる。現在、ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優愛

74
純粋で素直すぎる菜花の成長を描いた恋愛小説。愛し、愛される相思相愛の関係。それが難なくこなせる人が羨ましい。すれ違った思いに気付かずに通り過ぎれば離れていく心、思いを言い合えばぶつかり合う二人。言葉の一つ一つが本当に綺麗で例えるなら花開く前の蕾にしかない美しさを存分に味わいました。愛するということは与えること。愛という幸せを二人共有できるということ。学生の頃好きだった彼と復縁するという終わりは在り来たりだけどとても素敵です。今はシャボン玉のように美しい恋愛小説と言っておきましょう。二人の行末は想像次第。2015/01/18

17
一人の女性の恋愛成長物語。思春期の頃って、人を好きになったり経験済みの友達がうらやましくて早く自分もそうなりたいという焦りがあったり、幼いながら色んなことを考えて感じてだれかを好きになりますよね。誰もが通る感情であり、それが時がたつにつれて愛し方も変わったり、なんて。主人公の恋愛が一冊の物語となっていて、特に印象深いわけではなかったのですが、なんだか懐かしい想いがよぎりました。そして最後の最後に書かれていた言葉がすごくジーンと心に響きました。2012/12/16

スケキヨ

16
軽~く読める恋の話。小手鞠さんの作品は最後、作品の着地の仕方がとても優雅だ。まるでふんわりとすべって余韻を残す羽のような感じで安らげる。2011/09/04

らいらいん

10
なんとも、この年で読むのはちょっと辛いものがあった、あまりに初々しい恋愛小説。でも、高校時代はおろか、大学生でもくだらんことで嫉妬してしまったり、恋愛初心者ってこんな感じだよね、ってあたりはリアルなのかも。 最後はうまくまとまっていて、まぁ良しですが、ティーンエイジャー向けの作品ですね。 アンソロで気になっていた作家さんでしたが、最初に手にとるには別の本が良かったかな。 2015/11/12

星落秋風五丈原

8
わたしたち、これから、どこへ行くの? どこまで、行くの? いつまで、つづくの? 大好きな彼と出会って付き合い始めたのに、あのことがどうしても、できない——。愛って何? 菜花、17歳。23歳までのピュアな恋愛成長物語。恋する女の子は覚えがあるかもしんない。2008/04/05

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