内容説明
戦時中、食糧難で多くの動物たちが殺された。長野県の山奥に暮らしていた貴重な日本の純血犬、川上犬も姿を消したはずだった。ニホンオオカミの血をひくといわれ、猟師とともに断崖をかけめぐっていた勇敢な犬。「この犬を失ってなるものか」ある男がひそかに起こしていた行動が、再会の奇跡を生んだ―。平和の大切さを思い出させてくれる感動の実話。
目次
第1章 干支の顔
第2章 川上犬のふるさと
第3章 動物たちの受難
第4章 奇跡の復活
第5章 川上犬と暮らして
第6章 学校犬
著者等紹介
久能靖[クノウヤスシ]
1936年生まれ。東京大学卒業。日本テレビのアナウンサーとしてニュース部門を担当。東大闘争、成田闘争、浅間山荘事件、日中国交回復などを実況中継。1972年、報道部記者に転じ、警視庁、労働省、自民党、国会などを担当。現在、フリーのキャスターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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