浮世でランチ

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309017785
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

雑誌掲載時より「しみた!」など読者の共感の声続々の文藝賞受賞第一作。

内容説明

明日の私は、誰とごはんを食べるの?人が人と関わる意味って、何?25歳の私が“世界”に触れる、一瞬の奇跡。『人のセックスを笑うな』の著者が贈る文藝賞受賞第一作。

著者等紹介

山崎ナオコーラ[ヤマザキナオコーラ]
1978年生まれ。2004年「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞を受賞して、デビュー。デビュー作は、第132回芥川賞の候補作にもなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

193
『人のセックス~』以来、約5年半ぶりの山崎さん作品でした。想像していた通り、悪い意味ではなく、ふんわりとしたつかみどころのない独特な世界観は健在?でした。何かを読みとり、学ぶのではなく、とにかくそこに書かれている文字を吸収し、ひたすらその世界観に浸る、そんな流れがこの作者さんの醍醐味なんでしょうね。仕事やプライベートにイライラしがちな方には、うってつけの処方箋だと思います。とにかくココロが癒されるというよりは、いい意味で冷やされます。正直、読後に何か残りますかと聞かれたら、答えに少し困りますが・・・。2014/06/04

優希

101
面白かったです。淡々としているけれど訴えて来る感じがありました。正直すぎて人と上手く関われない不器用な感じ、神様との手紙、そんな1つ1つが折り重なって物語になっていく雰囲気が好きだと感じます。人と人はすれ違っているようで、付き合ってみないと分からないんだなと思わされました。時間が交錯していく中で見過ごしがちな「気付き」のある作品。何となく漂うゆるさも心地よかったです。2016/05/05

まあか

37
わかるような、わからないような、ポワンとした読後。読んでいて、とても楽しいし、表現も素敵で綺麗。小さい時から、しっかり自分というものに向き合う主人公にスゴイな!と思った。私自身は、多数派の意見に飲み込まれて、人に合わせながら、ビクビク生きてきたので、主人公の意見にはハッとさせられることが多かった。色んな人がいて、色んな人とこれから出会う、それも人生における楽しみだと思う。2020/07/23

ほほほ

33
山崎ナオコーラさん初読み。お気に入りさんのレビューで気になり読んでみました。25歳のOLである現在と中学生時代が交互に進み、少し変わったお話かもしれませんが良い話でした。単行本の表紙もかわいくて好み。他人とはちょっと違う自分の思考が誇りで、マイノリティを気取り、気の合う人としか話さない主人公は、一見かっこいいかもしれないけどやっぱりイタい。理想の職場なんてない、理想の友達なんてできない、それは真実かもしれないけど、人間を好きになれない理由にはならない。晴れた公園であははははと笑うラスト、かわいくて好き。2014/10/05

nonたん

33
この空気感。好き嫌いありそう…私は好きだな。自分探しの旅と中2の思い出(友達)がリンクしてるお話。退職した会社の同僚三上さんがなんかイイ人で…。『人のセックスを〜』も良かったし、もう少し読んじゃおうかな〜な作家さん入り!2011/01/29

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