内容説明
一流の現役芸者さんに学ぶ、接客術、気配り術、おとなの礼儀作法入門。
目次
第1章 神楽坂の夏栄でございます
第2章 芸者入門・神楽坂花街今昔事情
第3章 芸者の着物と粋な着こなし
第4章 お座敷の心得とマナー
第5章 お座敷遊びの醍醐味と心得
第6章 芸ごとから学ぶ和の心
第7章 エピローグ 夏栄の願い
著者等紹介
夏栄[ナツエ]
本名・岡崎奈津江。東京・神楽坂生まれ。大正の初めから神楽坂で置屋業を始めた祖母の代から数えて三代目。神楽坂芸妓組合長。神楽坂でスナック「とむ」の経営にもたずさわる
岡田喜一郎[オカダキイチロウ]
1938年、東京生まれ。映像作家、エッセイスト。記録映画『東京オリンピック』の種目別監督をはじめ、種々のドキュメンタリー、文化映画、TV番組の脚本・演出にあたる。日本映画ペンクラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
16
作法というより、神楽坂芸者の歴史のような本。いつの時代も口の軽い女は美しくない。「お座敷の中の出来事は外に出ない。仏様が上からみて『大の大人がバカやってるな』と微笑ましく見ているような空間」というのが良かった。2020/09/17
Shinya Fukuda
1
着物の着方とか踊りの時の姿勢は文章では伝わりにくい。知ってる人からすればあのことを言ってるのかということになるのだろうけれど。遊びに関しては東京の方がくだけている。京都では身体が密着するような遊びや脱いでいくのはないと思う。また、東京は社用族が主流らしく個人が自腹で遊ぶことはないようだ。これでは苦しいだろう。踊りの会毎年開催するのもやっとのようでしかも1日だけのようだ。まだ京都は毎年同じ会場で10日くらいやっている。それでも江戸文化の粋を体験しに機会があれば神楽坂にも行ってみたいと思った。2020/05/10
あ
1
どちらかというと「神楽坂」の本ではないでしょうか。簡単な歴史、変遷、日常などが語られていて、神楽坂の芸者に興味があるひとに向いています。2013/05/29