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飢餓海峡〈上〉 (改訂決定版)

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309016924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戦後最大の問題作を晩年の著者が病苦をおし、パソコンに向いながら、一字一句、全ページにわたって、書き直した、改訂決定版。

著者等紹介

水上勉[ミズカミツトム]
1919年福井県生まれ。1959年「霧と影」で作家活動に入る。61年「雁の寺」で直木賞を、71年「宇野浩二伝」で菊池寛賞を、75年「一休」で谷崎潤一郎賞を、77年「寺泊」で川端康成賞を、84年「良寛」で毎日出版芸術賞をそれぞれ受賞。2004年9月8日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

B-Beat

17
◎映画では主演が故三国連太郎さん。「海峡」とは北海道と本州青森の間の津軽海峡のこと。実際に起こったフェリー遭難事故や大火災などを巧みに題材としている。以上が読む前の予備知識だったろうか。映画公開が1965年で映画少年としては幼すぎたためか、映画も知らず、ゆえに原作も知らずというか。映画やドラマの原作に興味を持って「本も読もう」が若い頃の身上だっただけに、遅ればせながら、今この時点でこの作品を初めて読むことが出来た事実を幸運に思う。具体的な感想の前にただそんな事実だけに佇んでいたというのが、正直な心境。 2013/10/14

mm

14
加藤剛主演・松本清張原作「砂の器」の映画の印象と被ります。終戦直後のの混乱時に人権が守られていない人間は、いかにして生き延びを試みたのか?のドラマ。犯罪を犯した人とそれを追う刑事の執念。さあて、下巻ではどんな展開が待ち受けていることでしょう。2016/11/26

ペトロトキシン

12
海難事故に紛れるように行われた殺人事件。その犯人を追い続ける形から、『砂の器』のような展開を期待してましたが、若干趣は違う感じ。戦後を生きる人達の逞しさを感じました。2014/03/24

カープ坊や

11
読友さんの感想より 30年近く前に三国連太郎のビデオを観て 衝撃的感動を受けた 本作品を思い出し図書館より。 かすかに記憶にあるストーリーを思い出しながら読了。2014/06/08

akiko

8
だいぶ前に読んでいて、読み応えあったことを覚えている。北海道の事件から東京に舞台が移って、刑事たちが真相にたどり着くのがますます困難になってきた。文章から感じる空気感が、いい意味で古い感じで、こういう小説もいいです。下巻がどう動くか?2022/12/31

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