新宿二丁目ウリセン物語

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309016634
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

内容説明

お金と引き替えに、若さと自分と愛を売る。この仕事は、最終で最後の仕事だよ!ゲイタウン、新宿二丁目。親に棄てられ、借金にまみれ、ギャンブルで負け、女をはらませ…。さまざまな事情を抱く男の子達が、今夜もある決意をしてこの街に流れつく。あふれる哀歓に満ちた感動のドラマ。

目次

第1章 ウリセン稼業の始まり
第2章 ウリセンの三百六十五日
第3章 一夜、男の子と戯れるお客様達
第4章 ボーイ達それぞれの事情
第5章 借金と高額収入と
第6章 毎日がドラマの連続

著者等紹介

飛川直也[ヒカワナオヤ]
1948年、東京生まれ。美容室経営の傍ら、十年前より新宿二丁目でウリセンの店をオープン。現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

29
このボーイたちのように、人の迷惑にならなければ、どんな稼ぎ方も悪くないと思うが、その使い道が問題なのだということを、出てくる少年たちが教えてくれる。2020/12/01

代理

2
『その後』が気になる登場人物ばかり。いつまでも続く商売でもない。書かれたのが2004年で、その頃から「最近の若者はケータイばかりいじってコミュニケーションを取らない」と憤ってるのが面白い。ただ私生活まで交流したくないってのはあるだろう。『客』目線に立った綺麗事が多いような気もするが、そこが著者の上手さなのだろう。2019/08/16

低脂肪乳

1
舞台のDVDはいくつも持っていたけど、原作をやっと読んだ。重い話もわらってしまう話も軽いテンポでぽんぽん読めてしまう。知らない世界のことみたいだけど、新宿を歩くときすぐそばにその街はあるという不思議。すべてのエピソードに読みがいがあるいい本。2015/02/27

みのたか

1
読みやすい本でした。同性愛より、性風俗の一つとしての話。女性が働く性風俗と同様に、様々な事があると、あたり前なのはわかるが、改めてわかる。2011/02/12

やいとや

0
同性愛に纏わる本かと思いきや、非常に普遍的な「性風俗」がテーマ。帯の「最終で最後の仕事」のアオリの通り、生々しいながらも何処か面白可笑しい人間達の姿が深入りし過ぎずに切り取られている。ゲイではない男の子達が様々な理由で身体を売る、という基調は、矢張り同じ男でヘテロな自分としては考え難いハードさであるが、それでもまぁまぁ「仕事」としてこなして行く姿は、男女の差異も性風俗か否かも関係の無い普遍である、と思わせてくれる。書き手の健全さがムードを決定しているのだろうな。2021/08/14

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