内容説明
不世出の作家中上健次―早すぎる死の前に遺された講演テープに語られる魂と死の文学観!山本健吉の『いのちとかたち』に対峙しつつ“熊野大学”で繰り広げた信仰・神…その壮大なる日本文化論に“中上健次”の真髄を見る。
目次
那智滝私考
二つの肖像画
「影」と「たましひ」と
後白河院をめぐって
画龍点睛
和魂漢才
源氏物語「少女」の巻箋
魂の女教育者たち
人と神との間〔ほか〕
著者等紹介
高沢秀次[タカザワシュウジ]
1952年北海道生まれ。早稲田大学卒
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