内容説明
登場人物の履歴作成法、年表の作り方、図書館利用法、資料の選び方、間違いやすい「暦法」「不定時法」の解説等々、時代小説執筆の舞台裏がすべて分かる!作家志望者始め、時代小説をより楽しみたい方、必見の書。
目次
第1章 歴史・時代小説―腕を組んでから本になるまで(何はともあれまず打ちあわせ;書き出す前の下準備;歴史小説はマギー司郎だ ほか)
第2章 時代小説家―投資と資料と勉強と年齢と(ライバルは司馬遼太郎・藤沢周平・池波正太郎;定年過ぎても遅くない;古文・漢文はこわくない ほか)
第3章 ここでコケない勘どころ―時代考証の初歩の初歩(目立つところでしくじらない;江戸時代―二百六十年あるのを忘れない;戦国時代―激しい技術革新があったのを忘れない ほか)
第4章 書いた原稿をどうするか―いざ、勝負!
著者等紹介
鈴木輝一郎[スズキキイチロウ]
1960年岐阜県生まれ。日本大学経済学部卒業。91年『情断!』でデビュー。94年「めんどうみてあげるね」で第四七回日本推理作家協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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邑尾端子
1
パソコンやインターネットがまだ普及過渡期だった2004年に刊行された本なので、資料収集方法に関しては若干情報が古い部分があります(しかし10年前はまさか国史大辞典や古事類苑をインターネット上で閲覧できる時代が来るとはおもってなかったもんなぁ・・・各機関のデジタルアーカイブもここ数年で急速に発展したし、仕方ないと言えば仕方ないですが・・・) 語り口が面白いので、時代小説を書くつもりはないけど何となく興味はある、という人にもオススメです。2013/04/08
お笑いループシュート
0
戦国時代の合戦が一番リアルに描かれてる作品が、映画のクレヨンしんちゃんだとは(アニメなので実写映画などに比べて予算をかけなくてすむから) 読んでいくと分かると思うのですけど、著者が話した内容をそのまま本にしているのですよね。 話し言葉なので、読みやすくもあるのですが。。。2018/01/03
きりと
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別に時代小説を書くわけじゃないけれど、語り口が面白そうなので読んだ本。作者の鈴木輝一郎さんは同郷で、うちの父なんかはたまたま図書館で講演を見たそうです…。2012/11/11
wang
0
参考書の紹介が役に立つ。時代考証は大切だけど、内容の面白さはもっと大切。2009/05/01