内容説明
大阪外国語大学では、司馬さんを偲ぶよすがにと、三周忌にあたる一九九八年、親交のあった梅棹忠夫氏らをお招きして、記念講演会を開催した。翌年からは産経新聞社のご協力を得て、毎回盛況のうちに催されてきた。本書は、その六回目までの講演の記録をまとめたものである。
目次
歴史への視座(古代日本と朝鮮(上田正昭)
古代日本と中国(森浩一)
日本文化とアジア(陳舜臣) ほか)
言葉と文学(夏目漱石以後の日本語(丸谷才一)
歴史と文学(ドナルド・キーン)
文学はあと一世紀もつか(エドワード・サイデンステッカー) ほか)
日本文化の考察(二十一世紀の日本文化を考える(河合隼雄)
あいまい文化の復権(柳田邦男)
日本とフランス(荻野アンナ) ほか)