内容説明
本書では、人づきあいやビジネスの場で相手に好印象を与え、知人・友人との会話を円滑にし、慶弔時などの特別な場にふさわしい「使い勝手のよい、美しい日本語」を数多く集め、紹介した。
目次
1章 相手の気分をそこねずに本音を伝えられる気がきいた日本語―例えば「よんどころない事情で」と断れば、不快に思われない
2章 相手の心をつかんで確実に好感をもたれるていねいな日本語―例えば「もし、よろしければ」と誘えば、押しつけにならない
3章 手厚い接待・スマートな訪問を演出するこまやかな日本語―例えば「おみ足をお楽に」とすすめれば、お客はホッとする
4章 手紙はもちろんふだんの会話でもぜひ使いたい奥ゆかしい日本語―例えば「ご一考ください」と促せば、ぶしつけにならない
5章 気配りの必要な慶弔時にこそ口にしたい美しい日本語―例えば「あやからせていただきたい」と祝えば、心から喜ばれる
6章 上司・同僚に信頼される“できる人”の礼を尽くした日本語―例えば「お供させてください」と申し出れば、好感度が上がる
7章 取引先・顧客との微妙なやりとりを巧みにこなす上質な日本語―例えば「お怒りを覚悟で申し上げますが」と反論すれば、ムッとされない
8章 電話の受け答えでグッと印象がよくなる謙虚な日本語―例えば「突然お呼び立てして」と電話をかければ、非礼にならない
著者等紹介
宇野義方[ウノヨシカタ]
東京生まれ。1947年、東京帝国大学文学部国文学科卒業。56年、立教大学文学部助教授、63年、同大学教授。現在、同大学名誉教授、共立女子短期大学特任教授。専攻は国語学。敬語、コミュニケーション論など、生活言語の研究にたずさわり、ビジネスや日常における手紙のマナーにも詳しい
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