内容説明
作詞家として手掛けた歌五千曲。数ある著者の歌の中で、大ヒットはしなかったものの、なぜか忘れがたい「愛しい歌」。そんな歌が誕生した時代背景や創作のエピソードを、慈愛に満ちたまなざしで綴る感動の五十篇。
目次
ベラよ急げ
棄てるものがあるうちはいい
酔いどれかぐや姫
真赤な鞄
瀬戸内行進曲 IN THE MOOD
愛は心のフルコース
その時わたしに何が起ったの…?
股旅’78
湘南哀歌
水中花〔ほか〕
著者等紹介
阿久悠[アクユウ]
1937年、兵庫県淡路島に生まれる。明治大学文学部卒業。広告会社勤務、放送作家を経て、作詞家、作家として旺盛な活動に入る。82年、『殺人狂時代 ユリエ』で横溝正史賞、97年、これまでの業績により菊池寛賞、99年、紫綬褒章、2000年、『詩小説』で島清恋愛文学賞、03年、時代をとらえた執筆活動が評価され、正論新風賞を受賞
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