内容説明
人間が総否定されるハイパー資本主義下の日本で“あたらしいいえ”を作ろうと夢見た人びとの運命は…。美しすぎる“観念小説”か。“恋愛小説”の極北か。17年の歳月をかけて熟成、いま封印を解かれる言葉と思考のエロスに満ちた20世紀末の魂の寓話。
著者等紹介
山口泉[ヤマグチイズミ]
1955年生。1977年、『夜よ、天使を受胎せよ』で第13回太宰治賞優秀賞受賞。1989年、『宇宙のみなもとの滝』で第1回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞
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