著者等紹介
貞奴[サダヤッコ]
作家。75年生まれ。2000年12月21日、自身のホームページ上に「死亡告知」の4文字を残し、消息を絶つ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミロリ
11
わからなかった……その一言に尽きる。ホラーでどす黒いが世界が広がっていると思えば、違った。貞奴さんテイストのそれはあるけれども、普通のホラーには分類されない系。何か凄い世界観を覗いてしまったような読後感。HPで「死亡告知」後、死亡できてないくせにまだ死にたいと嘆いて、そんな自身を愛している感じが私とは合わなかった。作者が思う死に対する欲が分からない……以前に作者のことが理解できていない。受け止め方と理解が大事な作品なのかなと思う。2014/07/21
メイ&まー
4
図書館。貞奴さんミステリアスな人ですね。ネットで検索してもどういう人なのかよくわからない。図書館に著書があったので読んでみました。これまたよくわからない。どこに着地するやらわからない文章だけど、無駄に書き散らしたものでもないんだろう、なんとなくつじつまが合ってそうで、そうでもなくて、いやでも、なんだか・・・。読んだ後に明確に言葉にできる何かは残らないけど嫌いではなかった。割と好き。あとがきのマインドサーカスがやけに効いている。2012/11/08
猪子
3
嫌いではないけど何も残らなかった。これこそ文字の上を滑るような感じ。でも本当に死ぬ勇気がないくせに死にたい死にたい言わないでほしい。もっと辛い生き地獄の人はいっぱい居る。2014/02/06
未知亜
2
【読書ノート転記】いいですね。時々読みたくなる妙な清々しさがある。2011/08/06
ミメイ
2
2000年12月、HP上に「死亡告知」の文字を残し消息を絶って大騒動に。で、これはその翌年に発行された「死にそびれ、書上げた初の小説集」。あたしは当時からHPを覗いていたけれど、その告知を見そびれたせいか(?)、この本が出た時もなんとなく手を伸ばせなかった。時を経て読んでみて、やっぱりこの言葉の世界が好きだなぁとあらためて思う。支離滅裂なんだけど。今あるHPには普通の日記しかなくてちょっと淋しい。貞奴さん、もう一度こういう本を書いてほしいです。2009/07/07