内容説明
戯曲の本質を抉る“演出家”の全貌!観客を魅了する舞台を創り続け時代の最尖端を切り拓く蜷川幸雄―その、スリリングな軌跡。
著者等紹介
高橋豊[タカハシユタカ]
1945年山形県生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。現在、毎日新聞社学芸部編集委員
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感想・レビュー
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魔魔男爵
2
本書のベストセリフ「5,6歳の頃、パパによく新宿駅西口の新宿中央公園に連れていってもらいましたが、駅前の雑踏を見ながら、私にこう話すんです。『人の流れが皆、右の方を向いていても、自分がいいと思ったら、ひとりだけ左に行くのが勇気というものだよ』大勢に流されずに、自立した女性になりなさい、というパパなりの言い方だったと思います」左翼崩れのジェンダー観も素晴しい反骨の演劇人ニーナ万歳!2009/12/14
ゆふいん
0
「身毒丸」ロンドン公演中に鴻上尚史氏に会ったというエピソード。鴻上氏の「ロンドン・デイズ」でも全く同じ話を読んだ。お互いに印象深い出会いだったんだろうなあ。2010/10/26