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須賀敦子のミラノ

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  • サイズ A5判/ページ数 142p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309014074
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

この石と霧の街で、彼女は何を見、誰に出会い、何を思ったのか。遺された作品を手がかりに、記憶の街への旅がはじまる。撮り下ろしの写真と、書き下ろしエッセイでたどる、須賀敦子の軌跡。

目次

1 電車道
2 ムジェッロ街の家
3 コルシア書店の日々
4 三ツ橋のむこう側
5 墓参りの日曜日
6 ボンピアーニ一族
7 ナヴィリオの環
8 ミラノ最後の年

著者等紹介

大竹昭子[オオタケアキコ]
1950年東京生まれ。上智大学文学部卒業。1979年から81年までニューヨークに滞在。執筆活動を開始するとともに、写真撮影も手がける。著書に、『透きとおった魚―沖縄南帰行』(文芸春秋)、『眼の狩人―戦後写真家たちが描いた軌跡』(新潮社)、『バリの魂、バリの夢』(講談社文庫)、『東京山の手ハイカラ散歩』(平凡社)、『図鑑少年』(小学館)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mizuki

46
大竹昭子さんによる須賀敦子さんが過ごしたミラノを写真とともに追うエッセイ。大竹さんのように須賀敦子さんの作品を全て読んではいないが、彼女の強い想いに反応してしまう。わたしも須賀敦子さんの作品が大好きだ!『コルシア書店の仲間たち』や『須賀敦子全集七巻』を読みたくなりました。2016/05/27

kaizen@名古屋de朝活読書会

40
#説明歌 ミラノにはいったことはありません。仕事で一度行きたいと思うが。p.s. ミラノ紀行としても読めるし、須賀敦子の足跡を知るのにもよい。須賀敦子が1950年代からイタリアで活躍し、イタリア語翻訳を手がけてきたことを知る。2019/09/22

30
ミラノが舞台の『コルシア書店の仲間たち』未読なのでよもうと思った。日記の引用文「沈黙のある生活というものが私は本当に好きだ」全集の七巻もよんでみたい。ああ、よんでみたいがたくさん!2015/08/02

どんぐり

10
「ミラノに霧の日は少なくなったというけれど、記憶の中のミラノには、いまもあの霧が静かに流れている」須賀敦子さんの軌跡を追う三部作の1冊。この本に書かれている文章が須賀さんのものなのか、著者の大竹さんのものなのか、境界があいまいなまま読み終える。それだけ、須賀さんに成り変わって書いているのだろう。コルシア書店、サン・カルロ教会、大聖堂、ムジェッロ街六番地などを巡るミラノは、須賀さんがペッピーノと結婚し住んでいた街である。2013/01/25

粋花

8
須賀先生の本からでは読み取れない、別の面が見られる。ミラノに溶け込み、しかし異邦人であることを感じながら、愛する家族と暮らしていたことがわかる。そこに孤独があったからこそ、須賀先生の素敵な文が生まれたのかな。2015/03/06

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