内容説明
かつて野球は女性のスポーツだった!オリンピック年を迎え世界各地に広がったベースボール熱。奇妙で独特のルールをもつこのボールゲームはどこから来たのか。アメリカからヨーロッパへ、そのルーツをたどった探究の旅の果てに、大きな発見があった。
目次
野球の不思議を追って
タウンボール体験
野球のルーツをめぐって
もう一人の野球の父、チャドウィック
ラウンダーズの故郷へ
イギリスにも野球はあった
ストゥールボールの発見
たくましきイギリス女性たち
日本大使館員のストゥールボール
マサチューセッツ州プリマス〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
showgunn
18
読み終わってみるとタイトルと内容に隔たりがあるように感じるがこれは実に面白く興味深い、ベースボールのルーツを探る旅についての本。まさか起源がイギリスにあってそもそもは女性がプレイするスポーツだったなんて! 他では聞いたことないような話ばかりでものすごくびっくりしたのだが、この本に書かれてることが全く一般的に広まってないのは何故なのだろうか。ルーツを辿ることで何故ベースボールが他のスポーツと異なる特徴を多く持っているのかも明快に説明されてて、目からウロコな感じでした。2017/04/18
イチゴタルト
1
野球の歴史を知るには良い本ですな。思っているよりも歴史があり、イギリス発祥だということに驚いた。女性中心のスポーツではあったが老若男女参加できるスポーツって珍しいと思えた。あと日本で野球が広まったのも賭博と無縁であったからなんだなと。だからこそ野球賭博には厳しくしないとね。2019/05/08
May
0
夏休み中に佐山和夫先生の本を乱読。この本もかなり面白かった!野球をこんな角度から見ることもできるのかとの発見も大きかったが、そのルーツには民族史や思想的な背景があることにも深い感銘を受けました。2013/08/31