内容説明
そこからは、海が見えるだろうか。淡くせつない幻影が織りなす35の短かい小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
超雨
1
花の名前が多く出てきて、画像を検索しながら読み進めていくのが楽しかったです。海が主役かと思いきや、海はそっと奥の方で見守っているような、キラキラした雰囲気が好きでした。古びた街並みの描写も印象的で、あと50年くらい生きて、今住んでいる街がどうなってしまうのか見てみたいと思いました。2015/10/14
mix juice
1
図書館のリユース本。30以上のお話が入った短編集。世界の車窓や街並みを映している番組を思わせるような情景が浮かび、どこかの田舎町にタイムスリップした様でもあり、懐かしさを覚えます。お話は正直、どの作品も似たりよったりという感じで残念。短編集にも関わらず先になかなか進まなかったのはそれが原因…かな?2015/01/27