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東京ゲスト・ハウス

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  • サイズ B6判/ページ数 153p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309013138
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「フトシ、なんかここ、アジアくさいと思わない?」「つーか、アジアじゃん」旅の終わりのあの感じを描いた、艶も傷もある、肌をなぞるような青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

27
何かを見つけるための旅と言えば聞こえはいいかもしれないが、主人公自体が口に出したように何かから逃げるための旅である時もある。夢中になるものを見つければ一時は忘れられる。でも、忘れるのはなかったことにすることじゃないし。そういう思いを抱えている大人共が寄り集まってやり残した青春ごっこをしているようにも見える。だけど・・・みんな真剣なんだよね。本当は別の一歩を踏み出したくても怖いんだよね。だから寄り添って生きる場所を求めちゃう。最初から最後まで悶々と悩みでも、何とかしたいという思いを途切れさせない作品だった。2011/06/21

そのぼん

20
とても淡々としたお話しでした。 ゲストハウスでの何気ない日常…といった感じですか。 何も始まらず、何も終わらないままストーリーが進んでいきました。2012/06/10

Heart

18
ゲストハウスに住む男女が個性的でちょっと苦手だなと思ったけど、物語の雰囲気が好き*ヤマネさんに救われた。(*^^*)最後の終わり方が自分の頭の中でどう解釈すれば良いのか難しかったけど、角田さんらしい作品だなぁと思った。(*´ー`*)2016/03/07

みさどん

14
バックパッカーの中には自負やカーストのようなものがあると、読んだことがある。どれほど貧乏旅行か、破天荒か、現地に溶け込むかなどなど。旅に一人行く人と、地に足がついた生活を送ろうとする人は、合い入れないものだと思える。主人公は帰国してから寄る辺ない日々を送るけれど、残されたマリコの悲しみや怒りがいかほどのものか、最後の最後になって伝わったのだろう。この後幸せになれたらいいけれど。2020/04/10

keka

14
著者には珍しく男性の主人公。旅が物語のキーワードになっているが、旅が何かを変えた!的な物語が多い中、この作品は日常と旅=非日常を、どちらも経験したからこそ見えてくる景色を陰と陽のどっちつかずの思いを変わらず抱えながら、どうにか人生を送る主人公が人間らしく読んでいて少し楽だった。2018/08/05

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