内容説明
パンク、ホラー、エロ、変態…、なんでもあり、やばくていかれたストレンジな世界。芥川賞作家の異色傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibafu
2
今まで読んできた藤沢さんの本の中では異色の短編集。装丁が変にダサかったり、SFな話があり性的なものが強調されていたり、ポルノ的にエロい話もあったり。あとがきで本人が書いているように、同人時代の習作などの割と初期の短編が収められているからだろう。各々の作品の初出は86年から98年と幅広いけど、現代でありながらの古さと若さが際立つ。それでも「誰か、がいる」(これが最も新しい98年初出)は傑作だ。短編集『幻夢』にある「袋」に並ぶ傑作。「誰か、がいる」も「袋」も「なにも起こらない文学」を確固たるものにしている。2013/02/02
エトランジェ
1
作者あとがきに全てが集約されている。嫌いじゃないです。サザエさんの話、しょーもねーなー(苦笑)。おそらく作者もそんな反応を期待している気がした。2014/06/07
eazy
1
あとがき読むと同人誌時代の習作集だと。2000/01/18
やまちゃん
0
いかにも男的な文体の作品。あんまり、女性でこれを読んで共感する人は少ないと思いますが(笑) ニューロマンサーみたいな、サイバーな1話目は秀逸でした☆2013/02/28