ヒコ

ヒコ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309011493
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

シンジとヒコ―それは二つの頭をもった怪物?記憶が始まる以前より結びついた心?幼なじみの冷たい炎の物語。文芸賞受賞第一作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅん

0
★★★☆☆いやあなんだろうこれは。つまらなくはないのだけど、いまいち腑に落ちない話だった。ヒコの父親の夢日記が一連の違和感の鍵になるのだろうけど、一読しただけではそれをどう位置づければいいかわからない。自分はシンジと火のあいだにあるような存在だと気づき、それを体現するためにオチの出来事へと突っ込んでいく。この何か途中の過程をすっ飛ばした感じがじつに気持ち悪い(いい意味で)。この作家はこういう違和感を楽しむのが見どころなのだけど、今回はあまりにも変なことをやりすぎて、ただ壊れてしまったという印象だった。2017/02/08

いよかん

0
初めて読んだのは高校生のとき。内容を思い出そうとして、再読してみました。 う~ん…奥が深くて分かりにくい。「これはあなたのものでいらっしゃいますか?」という一文があるけど、“これ”が何を指しているのか未だに分からず。“夢日記”を指しているのか…とも考えてみたけど、なんか違う感じが。 文章的には好きな感じ。言葉の羅列が面白かったけど、文章の内容を考えると、あり得ないだろ……と思わず突っ込みしてました。島を焼き払って、そこに取り囲まれるなんて自殺行為でしょ。 でも、ヒコの真っ直ぐな感じ、共感できた。2011/07/20

まなみ

0
微妙…としか言いようがない。ちょっと帯に騙された気がする。2008/09/16

HH

0
途中で何を読んでいるのか分からなくなる瞬間があるが、そのクラクラとした陶酔感こそが、著者の魅力なのかなと思う。瑞々しい文体もさることながら、時代を感じさせない根源的な美しさを感じる一冊だった。2024/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12858
  • ご注意事項