内容説明
映画が最も輝いていたあの頃…その背景となった時代性を自身の青春体験を通して描き多様な「現代の夢」を新たに映し出すユニークなエッセイ。
目次
美少年だって老いるのだ―『太陽がいっぱい』
街こそ真の舞台だ!―『ウエスト・サイド物語』
一番美しいヘップバーンを見た―『尼僧物語』
冬の光のノスタルジー―『道』
愛という名の迷路―『去年マリエンバートで』
不良たちへの熱いオマージュ―『俺たちに明日はない』
これは砂を描いたゾンビ映画だ―『砂の女』
夫殺しはもう古い―『死刑台のエレベーター』
いつかその日がやってくる―『鳥』〔ほか〕