山桃寺まえみち

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山桃寺まえみち

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309008240
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女子大生ママ・ミラちゃんの店におとずれる人々の哀歓を爽やかなユーモアの中に描く書きおろし小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

92
大学を休学しておばあ様の店を自ら引き受けることになった主人公、桑山ミラのほのぼの青春ドラマ。「信じた方が悪いんだなんて、口が裂けても言ってはいけません。あなたを信じた人は、あなたを愛した人でもあるのですから」という言葉が印象的。2014/11/09

星落秋風五丈原

11
幼い頃から読書家で、あっさりした性格と簡素なファッション。料理は大胆。植木屋のおじさんみたいなぼさぼさ頭が可愛くて、結構もてる。大好きなお祖母様の具合が治るまで、桑山ミラは大学休学中。諸般の事情で小さな飲み屋の女将を務める。シェークスピアの「テンペスト」に出てくるミランダを短縮してミラ。非常識なネーミングをしたお父さんは、昔妻子を置いて青春のさすらいに出てしまった。きちょうめんな義父に、笑っても人を悲しくさせる母。すごい美人で迷惑かけ上手な高梨さん。ミラちゃんのまわりには手のかかる人物が多い。1993/02/20

5
芦原すなおさんの本は、「〜じじわかし」タイトルの前半を忘れてしまった…。以来、久し振りの芦原さんの本。主人公の心情が()←カッコ書きで書かれてるのは、好みが分かれる所かも知れませんが、どことなく昭和感を滲ませる文章と色気も何も無いにしろ大好きなおばあちゃんの店を守り、お見舞いに行くところ等は個人的に好感をもてる。特製カルボナーラは、頂けないけど調理の腕が上がらなくても率直なミラちゃんの人柄とダイナミックな料理(こだわらない感覚)で店を守り続けるんだろうな。他人だけど姉のような?高梨さんもやはり魅力的♪2023/09/23

あるぱか

2
大らかな女子大生が居酒屋をやっていくお話。家族のこと、友達のこと、お客さんのこと、とさまざまな内容が散乱した印象でした。主人公の包容力の大きさが小説全体のゆったりとした雰囲気を醸し出しているように感じました。2018/12/23

Nori

1
時代を感じさせるけど、面白かったです。2019/10/09

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