岩佐又兵衛―怨念の絵師

岩佐又兵衛―怨念の絵師

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309007526
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戦国大名荒木村重の子、岩佐又兵衛の数奇な生涯。信長に惨殺された伊丹城主荒木一族にあって、唯一、生きながらえた又兵衛が見据えたものは。自らの情念を描ききった「山中常盤物語絵巻」の作者の実像に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あここ

1
怨念って書いてあるから、おどろおどろしいのかと思ったら違った。意外とあっさり。信長の怒りを買って皆殺しに合った荒木家の嫡男、又兵衛さんの生涯。お父さんも生き延びてるらしい。でも武士としては恥ずかしいコトで、複雑。そんな境遇とは別に子供の頃から絵を書くのが好きで、才能もあった。要所・要所で出会う人に恵まれてはった。。描かはる絵にも惚れはるんやろうけど又兵衛さんの人柄・・・穏やかそうに思えたけど、私には。でもやっぱ出自に屈折したもの秘めてはって。心の内から湧き出てくるんは怨念なんかなぁ、やっぱり。絵が見たい2012/04/14

salty orange

0
思った以上に良かったです。 浮世絵の基礎みたいな絵師ということしか知らなかったけど、 世間的にもマイナーなのに、よくここまで話とイメージを広げてあるなと。 父は信長の裏切り、その信長に殺された荒木村重。嬲り殺された記憶から抜け出せなく、父を引きずって生きていく又兵衛がいかにあのような絵を描いたか、 もしかすると本当にそうなのかなと思えもした。 しかし、難しい漢字が多くて。。。 もっとふり仮名がほしかった・・・2012/06/17

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