内容説明
気鋭のノンフィクション作家と写真家が、昭和天皇崩御をめぐる異空間の彼方に日本人の「肖像」をみつめ、歴史と世界への根底的問いを発する、いま、最も緊急に必要な本。
目次
フィールドワーク(二重橋はつねに正面にある;皇居前広場で日本人は何を祈っていたのか;日常のなかの祝祭が見出されるとき;1989年の東京海上ビル ほか)
メディアの儀式空間(儀式化した報道;不敬罪の亡霊;英機を倒せ ほか)
アジアのなかの人工都市(昭和という境界・戦後という境界;近代化、あるいはトリッキーな空間 ほか)