内容説明
ファインダーのその露光いっぱい黄金から紺青へとうつろう夕景。鳥獣の浮彫、波線の紋様。暮色抛りこまれるようその刻一刻、わたしは深くそれとある感情にひたされてゆくのを感じていた。畏れ?そういって違う、そういって遠い。猥雑にして気高い死への連祷。死は密やかな尽しえぬ狂おしい隠された歓び…。新詩集。
目次
序詩―死は歓び
呪府東京連祷
「笑う男」の6章(昏睡;病鳩;迷蛇;疾走;狂言;譫妄)
火
月
忘父怨母歌稿
亡姉哀妹組曲
冬の旅
後書―石の踊り手の咒
ファインダーのその露光いっぱい黄金から紺青へとうつろう夕景。鳥獣の浮彫、波線の紋様。暮色抛りこまれるようその刻一刻、わたしは深くそれとある感情にひたされてゆくのを感じていた。畏れ?そういって違う、そういって遠い。猥雑にして気高い死への連祷。死は密やかな尽しえぬ狂おしい隠された歓び…。新詩集。
序詩―死は歓び
呪府東京連祷
「笑う男」の6章(昏睡;病鳩;迷蛇;疾走;狂言;譫妄)
火
月
忘父怨母歌稿
亡姉哀妹組曲
冬の旅
後書―石の踊り手の咒
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