内容説明
近世出版現場の生々しい痕跡を伝える「板木」から、当時の出版事情に迫る。第一人者が初めてまとめた、「板木」論集成。従来注目されることのなかった板木を学術史料として位置付け、出版研究に新しい視点を導入した成果の数々。日本出版史必須の基本論考が遂にまとめられた。
目次
第1部 板木の意義
第2部 『おくのほそ道』の板木
第3部 「芭蕉」という利権
第4部 入木
第5部 版権移動・海賊版・分割所有
第6部 板木は語る
著者等紹介
永井一彰[ナガイカズアキ]
昭和24年岐阜県生まれ。滋賀大学教育学部卒。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。奈良大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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