内容説明
為氏・為世親子は、生まれながらにして勅撰集を編むべき立場にあり、見事その責を果たし、「次世代への架け橋」としての役割をも務めた。
目次
為氏(人問はば見ずとや言はむ;乙女子がかざしの桜;春の夜の霞の間より;数ふれば春はいく日も ほか)
為世(今朝よりや春は来ぬらむ;立ち渡る霞に浪は;煙さへ霞添へけり;行く先の雲は桜に ほか)
著者等紹介
日比野浩信[ヒビノヒロノブ]
1966年愛知県生。愛知淑徳大学大学院単位取得。博士(文学)。現在、愛知淑徳大学、愛知大学など非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山がち
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ちょっとこれはひどいと思った。為氏と為世についての説明にもなってないし、二人の歌についての説明にもなっていない。これでは単に古典文学の基礎知識や豆知識に過ぎない。わざわざこの両歌人を取り上げてすることではない。特に、参考図書にもあるように、この両歌人を取り上げた書籍は出版されていないのだから、この本はこの二人の歌人の当重要な研究資料となるはずであるし、そのような立場を負う必要があったはずだ。それなのに、あまりにもいい加減な解説が施されたり不可解なほどの風雅集や玉葉集からの抜粋されたり失望の域を超えている。2013/12/28