内容説明
『枕草子』の言葉は鮮烈なきらめきを放つ。「三巻本」に比べて、いまでは入手しにくくなった学習院大学蔵「能因本」の本文と現代語訳を提供。解説・年表・関係系図・校訂付記・三巻本系統諸本逸文・栞(月報より)付き。
目次
春はあけぼの
ころは
正月一日は
ことことなるもの
思はむ子を
大進生昌が家に
うへに候ふ御猫は
正月一日、三月三日は
よろこび奏するこそ
今内裏の東をば〔ほか〕
著者等紹介
松尾聰[マツオサトシ]
1907(明治40)年東京に生まれる。1931(昭和6)年東京帝国大学文学部国文学科卒業。1934(同9)年同大学院修了。法政大学専任講師。学習院教授。学習院大学教授を経て、1978(昭和53)年学習院大学名誉教授。文学博士。1997(平成9)年2月5日没
永井和子[ナガイカズコ]
1934(昭和9)年東京に生まれる。1957(昭和32)年お茶の水女子大学文教育学部文学科卒業。1960(昭和35)年学習院大学大学院(修士課程)修了。現在、学習院女子大学名誉教授。2006(平成18)年より同大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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