出版社内容情報
雑誌「音楽の友」で2015年に5回にわたって連載された「素顔のフルトヴェングラー バルバラ・フレーメル夫人の独白―フォイステル家に遺されたもの」の書籍化。フルトヴェングラーは1931年に初めてバイロイト音楽祭に出演するにあたり、期間中の滞在所としてフォイステル家を選んだ。そこで知り合った人たちと彼は死ぬまで親密な関係を続け、特に次女のバルバラさんとは多くの手紙を交換した。今回、バルバラさんは貴重な手紙と写真を公開。くつろぐフルトヴェングラーの素顔を伝える貴重な証言になっている。広瀬大介氏による特別寄稿「フルトヴェングラーがバイロイトに遺したもの」を新たに収録する。
内容説明
フルトヴェングラーは1931年に初めてバイロイト音楽祭に出演するにあたり、期間中の滞在所としてフォイステル家を選んだ。彼はそこで知り合った人たちと死ぬまで親密な関係を続け、特に次女のバルバラさんとは多くの手紙を交換した。本書はそのバルバラさんによる貴重な証言と手紙、写真を多数収録。広瀬大介氏による特別寄稿「フルトヴェングラーがバイロイトに遺したもの」を新たに収録し、素顔のフルトヴェングラーの実像に迫ったファン必携の本。
目次
1 フルトヴェングラーとフォイステル家のなれそめ
2 フォイステル家でのフルトヴェングラー
3 フルトヴェングラーの亡命スイスへの国境越え
4 1951年、バイロイトの“第九”戦争とナチス疑惑を乗り越えた感動の演奏
5 フルトヴェングラーと私
特別寄稿 フルトヴェングラーがバイロイトに遺したもの 1931~1954
附録 フルトヴェングラー書簡集 1938~1944
著者等紹介
フレーメル,バルバラ[フレーメル,バルバラ] [Froemel,Barbara]
1930年バイロイト生まれ。ワーグナーとも親交があり、バイロイト音楽祭の設立を支えたフォイステル家の令嬢。幼い頃よりフルトヴェングラーと親しく接し、彼の死に至るまで文通を重ねた
眞峯紀一郎[マミネキイチロウ]
1941年東京生まれ。ヴァイオリニスト。1970年ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団に入団。1973年よりバイロイト祝祭管弦楽団の日本人最初のメンバーになる。ベルリン・ドイツ弦楽ゾリステン、バイロイト・フェスティバル・ヴァイオリンカルテットでも活躍。数多くのCD録音を残す
中山実[ナカヤマミノル]
1972年大阪国際フェスティバル協会に入社。1985年コンサートサービスに転職。電通と契約し、サントリーホールアドヴァイザリースタッフも務める。1992年読売日本交響楽団に転職。1998年より制作課長として時の常任指揮者ゲルト・アルブレヒトと共に楽団の発展に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom