目次
第1章 バックグラウンド―もはや単純ではないジェンダー・ポリティクス
第2章 ポルノグラフィと女性の性的行為主体性
第3章 セックスワークにおけるセルフ・エンパワーメントと職業的行為遂行性―なぜフェミニストはセックスワーカーを読み解くことができないのか
第4章 スパイス・ガールズから「援助交際」へ―台湾におけるティーンの少女たちのセクシュアリティ、そのいくつかの編成体
第5章 反人身売買から社会的規律へ―台湾における「女性運動」の役割の変遷
第6章 アイデンティティの具現化―トランスジェンダーの構築
第7章 トラブルの撲滅―ある訴訟の捏造
第8章 トラブルの統御―台湾におけるグローバル統治とクィアの存在
第9章 トラブルの統治―台湾のジェンダー・ポリティクスにおける「年齢」的転回
第10章 ジェンダー統治をめぐる新たな政治
終章 何春〓(ずい)へのインタビュー
著者等紹介
何春〓[カシュンズイ]
台中市生まれ。現在、台湾・国立中央大学文学・文化研究講座教授。1995年に同大学の性/別研究室(Center for the Study of SEXUALITIES)を創設以来、コーディネーターを務める。研究領域は、ジェンダー/セクシュアリティ研究
舘かおる[タチカオル]
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授。専門は女性学・ジェンダー研究
平野恵子[ヒラノケイコ]
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター研究機関研究員。専門は、インドネシア地域研究、ジェンダー論、移民研究
大橋史恵[オオハシフミエ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教。専門は国際社会学、ジェンダー論、現代中国研究
張〓容[チョウイヨウ]
お茶の水女子大学大学院博士後期課程ジェンダー学際研究専攻。専門領域はジェンダー、セクシュアリティ、サブカルチャー、台湾における親日感情研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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