内容説明
三部構成とし、一五本の論文を収めている。グローバル化のなかで現代「国家」がどのような変容の過程にあるかを理論的・法制的視点から明らかにするとともに、「グローバル化」時代の民主政という視点から「グローバル・ガヴァナンス」をめぐる諸問題について検討し、その展望を提示することを課題としている。
目次
第1部 グローバル化と国民国家(グローバル化の現代―ひとつの視座;世界市場・国民型国家・政治秩序;グローバル化と人権)
第2部 グローバル化と現代法制(グローバル化と統治構造の変容―内閣総理大臣への権限集中を中心として;グローバル化と治安警察法制の変容;グローバル化と税制―グローバル・タックス構想を中心に;グローバル化と環境規制―多数国間環境協定の現状と課題;グローバル化と文化財取引;グローバル化と労働規制―労働法による規制を中心に)
第3部 グローバル化と民主的ガヴァナンス(グローバル民主政は可能か?;グローバル化と国際法;グローバル化と国際機構―グローバル・ガバナンスの担い手として;批判としてのモラル・エコノミー;グローバルな挑戦―応答責任と実効性;コスモポリタニズムのマニフェスト―生成期のグローバル・コモンウェルスのために)
著者等紹介
中島茂樹[ナカジマシゲキ]
立命館大学法学部教授
中谷義和[ナカタニヨシカズ]
立命館大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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