内容説明
英語英米文学を研究する喜びとは何か?武庫川女子大学大学院の英語英米文学専攻に属する教員、院生、修了生が、みずから選び取った自由なテーマに挑戦し、英語英米文学の多様な魅力を探る。シェイクスピアからハーディ、イシグロマでの18篇、フォークナーから現代アジア系アメリカ演劇までの5篇、英語総称文からグローバル教育論までの3篇、計26篇の論考からなる論文集。
目次
第1部 英文学(大工と粉屋と妻たち―二つのファブリオを巡って;一五九九年のグローブ座からのメッセージ―『ロンドンへの警鐘‐アントワープ包囲』;『ヴェニスの商人』におけるアントーニオの二面性 ほか)
第2部 アメリカ文学(「書写人バートルビー―ウォール街の物語」における語り手の歪んだ愛情;ベンジー、ベンジー、ベンジー―『響きと怒り』と喪の祈り;寡黙なる声が語るもの―「あの夕陽」における子どもの視点と南部的経験の表象 ほか)
第3部 英語学・英語教育(レトリックとしての総称文;飛び道具動詞の用法と意味;Conceptualizingグローバル化、グローバル人材、andグローバル育成の教育―Approaches,Issues and Implications)