エトノスとトポスで読むアメリカ文学

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784269740259
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

内容説明

アジア系は北米をホームにできるのか?カルロス・ブロサン/ジョン・オカダ/フランク・チン/ジョイ・コガワ/ショーン・ウォン/バーラティ・ムーカジ/シンシア・カドハタ/ロイス・アン・ヤマナカ/チャンネ・リーらが描く土地と人間のつながりを模索するユニークなエスニック文学論。

目次

序 エトノスとトポスで読むアメリカ文学
第1部 アジア系作家を読む―日系・中国系・フィリピン系・韓国系・インド系(ブロサンの『心のなかのアメリカ』とオカダの『ノー・ノー・ボーイ』、チンの「鶏小屋のチャイナマン」にみるアイデンティティの探求;ジョイ・コガワの『おばさん』(その一)―記憶を歴史にするために
ジョイ・コガワの『おばさん』(その二)―海と森と大平原と、あるいは『おばさん』にみる原型的想像力
チャンネ・リーの『ネイティヴ・スピーカー』(その一)―『ネイティヴ・スピーカー』における英語イデオロギー
路上には魔力が潜んでいる―シンシア・カドハタの『浮世』
みんな移動している、すべてが動いている―バーラティ・ムーカジの『ジャスミン』)
第2部 トポスから読むアメリカ―ハワイ・カリフォルニア・ロサンゼルス・ニューヨーク(ハワイ・ローカル文学と植民地時代の記憶―マリー・ハラとロイス・アン・ヤマナカ、メイヴィス・ハラの短編を読む;カリフォルニアをホームとすること―ブロサンの『心のなかのアメリカ』とウォンの『ホームベース』;ウェストの『いなごの日』とファンテの『塵に訊け』にみるロサンゼルス―夢の墓場、砂漠の悲しい花;トム・ウルフの『虚栄の篝火』―一九八〇年代のニューヨーク都市小説;チャンネ・リーの『ネイティヴ・スピーカー』(その二)―ジョン・クワンの栄光と挫折)

著者等紹介

伊藤章[イトウアキラ]
1948年福島県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程満期退学。北海道大学言語文化部を経て(北海道大学名誉教授)、北星学園大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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